あー、捨てなきゃ良かった。。。片付け苦手だー!
・どこから手を付けようかな?
・必要な物まで捨てちゃいそうで、片付けるのがお億劫。。。
モノを捨てちゃった後に後悔したことありませんか?私も2000個以上のモノを断捨離してきた中で、いくつか買い直した経験があります。
片付けで絶対に失敗したくない方におすすめなのが下記書籍です。
▶半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫) / 川野泰周(かわのたいしゅう)
→Kindle Unlimitedの対象!
30日間無料。途中解約OK(24年6月)。
しんご
著者は、禅僧であり、かつ精神科医の先生でもあります。
この記事では、本書のメインテーマである「中道の精神」についてご説明すると共に、失敗しない片付けの基本テクニック4選をお伝えします。
モノを手放し過ぎて後悔、、、がなくなるのでどんどん片付けが進みます。
年間150冊以上の読書からよりすぐった1冊です。失敗しないとっておきの片付け方法を知りたい方は、最後までお付き合い下さい。
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途中解約できます。
概要: 減らし過ぎない片付け方を学べる本
本書の【半分、減らす。】というタイトルからは、かなり攻めの印象を受けますが、「中道の精神」という何事もほどほどに、という仏教の教えをベースとして、
モノを減らして整えていく方法に加え、モノを減らし過ぎない工夫
についても学べる内容となっています。
→Kindle Unlimitedの対象!
30日間無料。途中解約OK(24年5月)。
著者の紹介。
川野泰周(かわの・たいしゅう)
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。精神保健指定医・日本精神神経学会認定精神科専門医・医師会認定産業医。1980年横浜市生まれ。2005年慶應義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行。2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内のクリニック等で精神科診療にあたっている。
うつ病、不安障害、PTSD、睡眠障害、依存症などに対し、薬物療法や従来の精神療法と並び、禅やマインドフルネスの実践による心理療法を積極的に導入している。またビジネスパーソン、医療従事者、学校教員、子育て世代、シニア世代などを対象に幅広く講演活動を行なっている。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
目次です。
序章 1/2を心がけよう。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。
1章 「物」を半分、減らす。
2章 「食事」を半分、減らす。
3章 「消費」を半分、減らす。
4章 「情報」を半分、減らす。
5章 「仕事」を半分、減らす。
YouTubeでもわかりやすく解説されていました。
片付けもほどほどが一番!本のテーマは「中道の精神」
「中道の精神」?何それ?
本書のキーワードとなっている「中道の精神」についてご説明します。
仏教には「中道の精神」というものがあります。何事も極端に走らず、偏りなく、ちょうど真ん中くらいのところを意識することを意味します。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
要するに、
中道の精神 = 何ごともほどほどが一番という思想
ということで、このワードは知らずとも、当然のようにご存知の考え方だと思います。
ですが、これをいつも実践するのって意外と難しくないですか?モノを所有することもその一つです。
多くの方は、モノたくさん持ち過ぎています。
- 同じようなモノが何個もあったり、
- 何年も使わずに放置しているモノがちらほら、
- 物置きをのぞくと、存在を忘れていたモノさえ、、、
一方で、ミニマリストの中には、私のように勢いでモノを手放してしまい、あとで後悔する方もちょこちょこいます。
あとで買い直せるモノであれば、まだ良いんですが、
例えば、
- 旅行先で買った記念品や思い出の品、
- 実は心の癒しになっていたコレクションアイテムたち
などは、もう二度と手に入らない事も多く、慎重に判断していかなければなりません。
しんご
断捨離もやりすぎは禁物!
モノの所有に関しても、やっぱり、中道の精神=ほどほどが一番!ということです。
基本テクニックを先に知りたい方は下記リンクからお進み下さい。
▶片付けの基本テクニック4選
モノが多すぎる場合
まずは、モノが多すぎると、具体的にどうなるのかを見ていきます。
- 心のゆとりが失われる
- 注意力が奪われる
心のゆとりが失われる
ふつうに考えると、欲望が満たされれば、幸せな気持ちになるはずです。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
ところが事は、そう単純ではありません。現実には逆に、物が豊かになるのと反比例するように、心が貧しくなってしまう場合が多いのです。
モノがたくさんあると、満たされて心が豊かになると思いますよね?
でも、必ずしもそうではないようです。
理由はこんな感じです。
- モノをたくさんほしいと思う、
- すると、いろいろ調べたり、お金を稼がないといけなくなる、
- 頭も体も使うので疲れる、
- そして、疲れが、心の余裕やゆとりを奪っていく。。。
必要以上に「あれも、これも」となるのは考えものですね。
モノの所有もほどほどが一番!足るを知り、欲張るのはやめましょう。
注意力が奪われる
また、次のような弊害があります。
一番の問題は、「あふれるほど物があって部屋が散らかっていると、そちらに〝注意資源〟がたくさん使われてしまう」ということです。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
ここでいう“注意資源”とは、1日使える注意力のことで、スマホのデータ容量みたいに1日に使える注意力は有限と言われています。
注意力が十分あるうちは、脳の処理スピードが早く、仕事でもプライベートでも適切な判断を下せることが多いです。
注意資源って大切だね!
出しっ放しの服、棚から溢れたストック類、これらが目に入った際、「あ〜、あとで片付けなきゃ。。。」と思って、なんだかぐったりした経験ありませんか?
この瞬間、注意資源(=注意力)が奪われています!
「片付けられないのは、だらしない性格だから仕方ないか、、、」
と考えるのは少し安直すぎるかもしれませんよ。
部屋がちらかってしまうのは、そもそもモノを持ち過ぎている可能性が大いにあります。
しんご
モノの所有は、自分で管理できる範囲に留めましょう。
基本テクニックを先に知りたい方は下記リンクからお進み下さい。
▶片付けの基本テクニック4選
モノが少なすぎる場合
著者曰く、モノが少なすぎると、
- 心がまずしくなる
とのこと。ミニマリストを目指す方への注意喚起です。
心がまずしくなる
著者の精神科医としての体験談を皮切りにご説明します。
以前クリニックで、「捨てることに快感を覚える、その感覚は、買うことで生じる快感とよく似ている」とおっしゃっていた患者さんがいらして、印象的でした。高揚した気持ちの勢いにまかせて、要・不要を考えずに捨ててしまい、「あー、あれは捨てなきゃよかった」と後悔して落ち込んでしまう。そんな気分のアップダウンを繰り返す人が少なくないのです。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
「捨てる快感」すごく良く分かります!モノを手放し始めると、勢いがついてどんどんモノを手放せるようになるんです!
皆さんも、重い腰を上げ、片付けを始めたら、
「あれもいらないな、よし!これも、もういっか!」と、どんどん気持ちが高ぶって、たくさんモノを処分した経験はありませんか?
テンションが上がり過ぎたあとは、後悔がつきものです。
- 買い直しの手間やお金がかかったり、
- 生活に不便さを感じるようになったり、
- 後悔の念をずっと引きずる、、、
ほしいモノを手に入れた時と同じように、モノを手放す際も気持ちが高揚することは理解しておきましょう。
やりすぎて心が貧しくなってしまわないように注意しましょう。
片付けの基本テクニック 4選
ここまでで、モノの所有もほどほどが一番ということをがご理解いただけたかと思います。
ここからは、このほどほどを実践する具体的なテクニックを4つご紹介していきます。
※タップで各項目に飛べます。
目指すのは、“ほどほど”の状態なんですが、前述の通り、現代人の多くは、モノをたくさん持ち過ぎているのが実態ですので、
「モノを減らして整えていく」のが基本路線。その中で、「モノ減らし過ぎない工夫」も取り入れるておく、
というのがちょうど良いスタンスになります。
よく目に映る場所からまず始める
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片付けは、よく目に映る場所から始めるのがおすすめです。
効果を実感できて、モチベーションを維持しやすいですし、先ほどご説明した「注意資源(=注意力)」の節約にも繋がります。
例えば、
「デスク周りや毎日使うお風呂やキッチンなど水回りから始めてみては如何でしょうか。」
使えない文具類、必要以上にある掃除用具など、“いつか”片付けようと、“毎日”のように思っていたモノを、“今から”片付けましょう。
大きさや高さで整理する
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使用頻度やジャンルで、モノを分類して整理しようとすると、なかなか大変です。
時間をかけたくない方は、あまり深く考えずに、一旦、大きさや高さで整理してみるのがおすすめです。
例えば、
- 食器類を大きさ順に並べる
- 本を高さで分類して本棚にしまう
- クローゼットに吊り下げている服を、左から右にかけて丈が短くなる順に並べる
などです。
分類して整理するよりも、
直感的に手早く進められる上、見た目がスッキリして気持ちが良い
ので、片付けがどんどん進みます。
しんご
この進んでいる感覚も、片付けを継続する秘訣のひとつ!
この基準で整理すると、自分がどんなモノを所有しているのかが一目瞭然になります。
つまり、自分の持ち物の全体を把握することで、不要なモノを見つけやすくなる一方で、必要なモノまで処分してしまわないことにも繋がります。
片付けをルーティン化する
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分かってはいるものの中々できないのが、片付けの習慣を身に付けることです。
例えば、
- 朝は、さっと部屋を掃除してから出かけ
- 帰宅したら、手を洗って、カバンの中のゴミを捨て、汚れた服を洗濯機へ、
- 食事の後は、ダラダラせずにすぐに洗い物をして、、、
というように、日常生活の中に片付けを取り入れ「ルーティン化」してしまいましょう。
ルーティン化するにあたって、とても参考になる研究結果が記載されていました。
二〇〇九年にロンドン大学で発表された研究結果によれば、人は個人できな生活習慣を変容させるのに「六六日間」を要することがわかりました。
出典:川野 泰周. 半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
習慣化するのに66日間、だいたい2ヶ月ちょっとですね。
もし、片付けのルーティン化で挫折しそうになったら、2ヶ月の辛抱!と思って、なんとか続けてみましょう。
モノを分けて、一定期間おいておく
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モノを減らし過ぎないようにするためにとても有効な手段が、モノを処分する前に、一旦、分けて置いておくことです。
例えば、
- 服を好きな順に1軍、2軍、3軍に分けて、3軍は着ずにしばらくクローゼットの奥にしまい込んでおく、
- 単純に要らないと思ったモノを入れる用のダンボールを準備する
というように、2つか3つにモノを分けて、処分候補を一定期間をおいておきます。
ポイントは、すぐに処分してしまわない事です。
経験上、だいたい数週間から2ヶ月くらい、処分候補なしの生活をしてみて、そこから取り出すことがなければ、基本的に処分してもOKです。
しばらく期間を設けたことで、気持ちが落ち着いて、的確な判断ができるようになっているので、捨てて後悔、、、なんて事ががなくなります。
しんご
「捨てる」よりも「分ける」方が、心理的ハードルが低いので、片付けがサクサク進むのもメリット!
まとめ:片付けはモノを減らすの基本路線。でも、やり過ぎ注意!
この記事では、
川野泰周(かわのたいしゅう)さんの書かれた
半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (知的生きかた文庫)
を参考に「中道の精神」=モノ所有もほどほどが一番!についてご説明した後、モノの量をほどほどに保つための具体的なテクニックを4つ紹介させて頂きました。
※タップで各項目に飛べます。
これらを実践すれば、片付けで失敗することなく、また一歩ミニマリストに近づけます。
本書は、多くの断捨離系の書籍とは違い、モノを減らすメリットに言及するだけでなく、モノを減らしすぎることにも警鐘を鳴らす、めずらしい書籍と思います。
ちょっとやり過ぎかも?と思う方、是非、手に取ってみて下さい。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
→Kindle Unlimitedの対象!
30日間無料。途中解約OK(24年6月)。
持ち物200個以下のミニマリストになる方法について、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。